出産後、看護師さんから質問されました。
完全母乳で育てますか?それともミルクですか?
自分の母親が完全母乳だったため、母乳だけで育てられたらと思って伝えたところ、なんと1日に8回以上(赤ちゃんが欲しがったらいつでも)母乳をあげてくださいと言われました。
実際完全母乳で育ててる先輩に聞いたところ、
「最初の頃は1日に17回とかあげてたかな。」と言っていました。
ちゃんと初産でおっぱいをあげようとしたら、ものすごい努力と根気がいるみたいです。
せっかく母乳がじわっとちょこっとだけど出るし、おっぱいあげてみたいという気持ちと、少しでも寝てほしいという思いがあり、混合で育てることにしました。
母乳はすぐには出ない
入院中、いざおっぱいをあげようとすると、私も赤ちゃんもお互い初めてなので、うまくいかない。。
おっぱいの量は出ない。赤ちゃんはうまく吸えなくて泣き出す。
初産は経産婦さんと違って、母乳が出なくて当たり前と看護師さんには言われました。
母乳を出すためには、ひたすらおっぱいを与えるしかありません。
赤ちゃんにたくさん吸ってもらって刺激を乳頭に与えることで、お母さんの脳にもっと母乳をつくるよう司令を出し、必要量を作り出していく必要があります。
赤ちゃんも飲みやすいように、抱き方を横抱き、縦抱き、フットボール抱きと工夫してあげます。
でも赤ちゃんは、いーやーーって泣きました。(本当にそういう風に聞こえました。)
全然、母乳を与えられている感じがしませんでした。
おっぱいマッサージは難しい
母乳を出すための手段は、赤ちゃんにたくさん吸ってもらうの他に
- たくさんご飯を食べる(なるべく水分量が多いもの)
- たくさん水分をとる
- おっぱいマッサージをする
の3つが基本だと聞きました。
1は毎食、病院食を完食していたのでクリア。
2は1日2リットルは飲んでいたのでクリア。
おっぱいマッサージは上手にできず、続きませんでした。コツはつかめたけれど、めんどくさい。しかも授乳する直前に毎回やってくださいと言われます。
1時間も寝れているか怪しい状況だったので、とにかく眠たい。やってもそんなにおっぱいは出ない···
母乳あげるのが夢だけど、諦めようと思いました。
救世主は「搾乳器」
心が挫けそうになり、おっぱいマッサージってもっと簡単にできないのか思案し始めました。
そして看護師さんに相談したところ「搾乳器」を教えてもらいました。
え、搾乳器?と思いました。
母乳が溜まりすぎて大変な時や、自分で授乳するときに使うものではないのかなと正直思っていました。
実は搾乳器はおっぱいを刺激するだけの機能があります。当時病院で借りた搾乳器はこちらの商品になります。
搾乳レベルを二段階に設定できます。
最初受け取ったときに、1段階目の「さく乳準備ステップ」で、おっぱいを刺激し始めました。意外と気持がよかったので、2段階目の「さく乳ステップ」で搾乳をしてみることにしました。
実際に両乳10分ずつ搾乳すると、15ml程おっぱいがでていることがわかりました。
あ、ちゃんとおっぱい出ているんだという自己肯定感と、搾乳したものを赤ちゃんは飲んでくれたので母乳を与えられたことに喜びを感じました。
おっぱいをあげることができた!
毎回搾乳してからおっぱいをあげることをほぼ毎回繰り返していきました。量が出るようになりました。赤ちゃんがおっぱいを吸い続けられるようにだんだんなっていきました。1ヶ月後くらいにようやく、赤ちゃんに搾乳なしであげられるようになりました。
今、生後2ヶ月過ぎましたが、おっぱい3分の1、ミルク3分の2くらいの割合で飲んでいます。
量はそんなに出ていないですが、私のおっぱいは睡眠導入剤になったり、心の安定剤にもなるようで、時々くわえたまま寝ています(笑)
時にはデザート感覚で少量飲んでいるときもあります。(実際母乳はさらっとした練乳みたいで、味見をしてみると甘いです。)
完全母乳にするには自分の集中力が足りないのと、赤ちゃんの食欲に対して足りてないので、今後も母乳とミルクの混合を続けたいと思っています。
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